
責任から逃げてしまうようでは、ストライカーなど務まらないんだ。
日本の社会は個人より組織が重視される。
だからなのか、アメリカ人のボクから見ると、責任の所在がハッキリしないことが少なくないね。
「結局、この問題について誰に聞けばいいの?責任者は誰なの?」って。
日本の人は責任を取ることに慣れていないというか、嫌がる傾向があるんじゃない?こういう考え方はサッカーにはマイナスだと思う。
もちろん、誰だってミスをして責任を取るのは好きじゃない。
だけど、少なくとも自分のことは自分で責任を持たなければいけない。
そうじゃないかな?
もう少しいえば、サッカーがうまくなるか、ならないか。
それも本質的には自分の責任なんだ。
コーチの教え方がよくないから、チームメイトがいいパスをくれないから、「ストライカーはエゴイストのほうがいいんじゃないか」と、よく言われる。
確かに、そういう面はあるんじゃないかな。
エゴイスト。
つまり、「自分の利益だけしか考えない人」といった意味だけど、一般的にはあまりいいイメージじゃないね(笑)。
でも、サッカーでは少し印象が違ってくる。
「オレにボールを回してくれれば、絶対に決めてやる!だから、どんどんパスしてくれ!」と、いつもゴールを目指している。
別の言い方をすれば、守備のことはほとんど考えず、得点を決めることしか考えていない。
そんなイメージになるんじゃないかな。
守備が悪いから、攻撃が悪いから……。
いつも人のせいにしていたら、サッカーは上達しないし、試合にも勝てない。
エゴイストになることも必要なことゴールを決めるという一番難しい仕事をやり遂げようとする。
あらゆる責任を背負ってプレッシャーに立ち向かって行こうとする。
ゴールを決めれば絶賛されるけれど、シュートを外せばメチャクチャに言われる。
周りの評価は手の平を返すように一変するわけだね。
そういう状況の中で、ストライカーはプレーし続けなければいけない。
極端な見方だけど、たくさんゴールを決めている選手はいいストライカーで、ゴールを決められない選手はいいストライカーとはいえないだろうね。
結果がすべて。
そういっても過言ではないよ。
だから、ストライカーはゴールを奪うことに専念していいし、ゴールを奪うことに専念しなければいけないんだと思う。
「ストライカーはエゴイストでもかまわない」こう言われる理由だよね。
でも、自分勝手でいいわけじゃないよ。
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